小鳥のさえずり医者 1
- 婚活アドバイザーマロン
- 2020年11月10日
- 読了時間: 2分
更新日:2024年5月15日
お嬢様家系で国大出、一流会社に勤める小柄ながら美人でスタイルの良いA子さんが今回お見合いした相手もお医者様。
お母様の知り合いの仲人さんが紹介してくれる男性は常に医者か弁護士レベルが普通なので特に気負うこともなく見合いの席に座りました。
紹介してくれた仲人さんとA子さんのお母様と医師の4人で待ち合わせたホテルの喫茶店。
医師は笑顔で仲人さんの話を聞いています。仲人さんの話に相槌を打つ程度で雰囲気はごくごく普通。
「良かった今回は普通の人で」何度も変人ばかりの医師とのお見合いに疲れていたA子さん、ほっと一息つきました。
「ではこの後はお二人でお茶でも飲んでらっしゃいな」という仲人さんの言葉に促された二人はエレベーターに乗り、普通の医師の高級車に乗りました。
A子さんは助手席に座ります。医師がエンジンをかけました。ホテルを出てすぐに医師が何か言ったようです。
A子さんは聞き直しました。「なんておっしゃったんですか?」 医師は答えました。「…….。。・o+・、:@*-/・・」
A子さんは車に全く興味がないのでBMWの高級車だとは知りませんが高級車なので室内は静かなはずです。
とはいえ走行中ですからエンジン音とタイヤ音もありますから、小鳥がさえずるような小声を出されても耳には届きません。
A子さん「私!耳がおかしくなってしまったの!?」と不安になりました。
かろうじて言いました。「・・・あのう~声を大きく出していただかないと聞こえないんですけど・・・」
再びにこやかな顔で医師は答えました。「,,,,,,。。お茶・・・。。,,,」A子さんが聞き取れたのは「お茶」だけでした。
注【 婚活アドバイザーマロンがここで書いている文章は全て!実際にアドバイスしてきた事実に基づいたお話です。個人特定を避けるための部分は多少内容を変えていますが、アドバイスも出来事も一切変えていません。全て現実にあった出来事です。】
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