引き算足し算が出来ない財務官僚
- mondaytuesdayclub
- 2024年5月10日
- 読了時間: 4分
更新日:2024年5月16日

時は1997年7月。
アジア各国がアメリカ中心のハゲタカファンドに襲われ通貨を売り浴びせられ各国の通貨が大幅に下落し経済危機に陥りました。
危機の初期は日本がそれなりにアジア各国を支援する体制を取っていたのですが、ハゲタカの最終目標である日本の円も売り浴びせられてしまう事となりました。
何故か白人社会は昔も今も日本の真の実力を低評価したがる傾向があります。人種差別(白人至上主義)に根源的問題があるからでしょう。
当時も今もアメリカ国債(以下アメ国)を巨額に貯め込んでいるほどの金持ち日本なのにナメられた話です。
ともあれ、一時ハゲタカファンドの空前絶後の円売り集中圧力で円の価値は爆落ちしました。
これが財務省(当時は大蔵省の木っ端役人、のちにミスター円!と言われる男)の役人のキンタマを縮みあがらせ、心魂震えあがらせてしまうほどのトラウマとなったのです。
これこそが!
【 東大を出た引き算足し算さえできない財務官僚を発生させるきっかけとなったのです! 】
当時の担当者(のちのミスター円!)である役人は円買い支えのための巨額の資金繰りに目を白黒させながらも対応し、時の首相(橋下竜太郎)に訴え、首相の覚悟の命令を受けます。
「いくら資金を投入しても良い!何としても円を買い支え暴落を防げ!」
首相の覚悟を聞いた担当官はすぐさま部下に「いくらかかっても良い!毎日売り浴びせられた量を即刻買い戻し続けろ!」と命令しました。
それから幾週間、部下が悲鳴交じりに上司に報告します。「資金が乏しくなってきました!」顔面蒼白の担当官は再び首相に相談します。
「あと使える余裕のある資金はアメ国しかありません!アメ国を売ってもよろしいですか?」 「資金が底をついたのなら仕方がない!あとはアメ国を売って資金調達しろ!」
それまでも今もアメ国を大量に売ることは禁止されていました。アメリカに対する敵対行為とみなされるからです。
とはいえ日本にとっては国家存亡の危機ですからそんな事は言ってられません。
この危機を救ったのは橋本首相のうっかり話だったのか、計算された言葉だったのは解りません。
コロンビア大学での講演で、「私は何回か日本政府が持っている米国債を大量に売りたいという誘惑に駆られたことがある」
この橋本談話でニューヨーク証券市場の株やアメ国が急落してしまいました。
それまで日本潰しを行っていたアメリカ中心のハゲタカファンドに対し「ニヤニヤ眺めるだけ」で放置していたアメリカ政府でした。
しかし、日本の首相の一言だけでアメ国やアメリカの証券市場が暴落したのですからイカに!日本が大国であり、金持ちなのかが世界中に知れ渡ってしまったのです。
直ちにアメリカ政府はハゲタカファンドに「円売りはほどほどにしたほうが良い、日本の資金はとてつもなく大きいぞ!」と、通知したようです。
これで勝負は決まりました。
その日を境にハゲタカファンドの殆どが資金調達が出来なくなり半数以上が破産し、潰れてしまいました。
日本がアメリカのハゲタカに完全!勝利した瞬間であり、キンタマを縮み上がらせられた木っ端役人が世界の金融界から「ミスター円」と、褒め称えられる(半分冷やかし)ようになった瞬間です。
そしてこれが!何十年も続く財務貧乏神役人のトラウマとなってしまったのです!
財務省はそれから日本国民がどれほど苦しもうが辛い思いをしようが(30年間給与上がらず!)ひたすら!
外貨貯蓄にひた走るだけで金を貯め込み使わない体質のみ!(なので財務省は馬鹿でも務まる)で、国や国民を豊かにするための財政投融資を委細しない!イコール! 足し算引き算が出来ない馬鹿!!となってしまったのです。
幼稚園児や小学生に桁違いの恐怖を与えると100%トラウマを抱えて一生生きるようになってしまいます。
今日の財務貧乏神ノ省がどうして生まれてしまったのか!?これでお解りでしょう。
すでに日本は(日本国民は)バカ役人が国民を苦しませようが、勤勉に働き続け、世界最高峰の債権持ち国家となっています。
日本の金融資産(約9000兆円)と非金融資産(3445兆円)の合計は1京2445兆円もあるのに借金(国債)はわずか1300兆円です。
イカに!財務省の木っ端役人が引き算足し算さえ出来ない幼稚園児以下かということが解るお話です。
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